睡眠中に呼吸が頻回に停止し、ガス交換の障害が出現する病態を「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と呼びます。いびきは高頻度で現れ、日中の過眠、夜間の不眠、起床時の頭痛、性格の変化などの症状が現れます。近年は居眠りによる交通事故や作業事故など社会問題としてとらえられているだけでなく、循環器障害や脳血管障害、内分泌代謝障害、精神障害などさまざまな合併症との関連が指摘されています。
当院ではこの「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」を、簡易モニターを用い診断することができます。重症と診断された場合、治療としてnasal CPAP(就寝時に鼻マスクを装着し、マスクを介して空気を吸入し、その空気の圧力で無呼吸を予防する治療)を実施することが可能です。ぜひご相談ください。