梅雨も明け本格的な夏がやってきました。地球温暖化の影響か、年々平均気温は上昇する傾向にあり、熱中症対策は万全にしておきたいものです。
先日、名古屋工業大学などのチームが、高齢者の熱中症の搬送者数を予測する計算式を開発したと発表しました。それによると、高齢者の熱中症は当日だけでなく3日連続の暑さが影響していたことが判明したとのことでした。さらに、夏の終わりより梅雨が明けた今のような時期に多いとの結果だったとのことでした。夏の暑さに慣れていないこの時期は、体温や発汗の調整が難しい上、高齢者ではのどの渇きを自覚しづらく、知らない間に脱水症状となってしまうことが原因と思われます。
熱中症対策に水分をよく摂るように言われますが、塩分の適切な補給も重要です。そこで水分、塩分補給に経口補水塩を作ってみてはいかがでしょうか。
インターネットや書物などでいろいろ紹介されていますが、簡単に作ることができるものを見つけましたのでご紹介します。
1リットルの水に、小さじすり切り6杯の砂糖と小さじ1/2杯の塩を入れて混ぜるだけです。
これに100mLくらいのオレンジジュースを混ぜると、カリウムも補給でき、味がよくなります。
屋外はもちろん、屋内にいても熱中症の危険はありますので、こまめな水分・塩分補給と、クーラーなどを利用しながら高温の環境を避けるようにして、熱中症を予防しましょう。