当院の待合室には「致知」という雑誌を置いています。
11月号には、元阪神タイガース投手の岩田稔さんのインタビュー記事が掲載されています。
ご存知の方も多いかと思いますが、岩田さんは「1型糖尿病」と対峙しながら、16年間阪神タイガースで活躍され、現役を引退した現在も1型糖尿病の啓発活動を継続されています。
記事の中でも語られていますが、岩田さんは幾度となく病気に対する偏見に遭い苦しみながらも、その理不尽への反骨を力にして活躍されてきました。
このように、その疾患についての知識不足や誤解から生じる社会的偏見による差別を「スティグマ」と呼び、そのスティグマを払拭しようと各方面の学会でも支援活動を行っています。日本糖尿病学会や日本糖尿病協会でも支援活動(アドボカシー活動)を展開しています。
当院でも、疾患によらずこのような「スティグマ」が生じない社会となるよう、患者様に寄り添い診療を進めて行きたいと考えています。
「致知」もぜひご一読ください。 (院長)