最新のインフルエンザ流行状況が愛知県衛生研究所から報告されましたが、インフルエンザの発生が上昇傾向となりました。
インフルエンザ感染予防の最も有効な対策は、インフルエンザワクチン接種です。
10月に開催したミニレクチャーでもお話しさせていただきましたが、ワクチンによりインフルエンザ発症を40~60%減らすことができます。肺炎などのインフルエンザ関連の合併症は、高齢者、5歳未満の小児、糖尿病、呼吸器疾患、腎疾患など慢性疾患を持つ方、免疫不全状態の方、妊婦、施設入所の方に起こりやすく、ワクチンはその発症を防ぐことができます。また、昨シーズンの当院のインフルエンザ診断者の約69%がワクチン未接種者であり、逆を考えますとインフルエンザ流行を抑える効果も十分ありますので、まだインフルエンザワクチン接種を予定されていない方は、ぜひワクチン接種をお願いいたします。