下記の稲沢市予防接種事業を実施しています。
お電話にてご予約を承ります。
定期接種
● 高齢者インフルエンザワクチン
● 高齢者肺炎球菌ワクチン
● 新型コロナワクチン
任意接種
● 高齢者肺炎球菌
★詳しくは稲沢市ホームページ内、または広報をご参照ください。
予防接種
愛知県内広域予防接種について(子ども・高齢者)|稲沢市公式ウェブサイト (city.inazawa.aichi.jp)
その他、MRワクチン(麻疹・風疹混合)、水痘・帯状疱疹ワクチン、おたふくかぜワクチン、破傷風トキソイド、日本脳炎ワクチン、A型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン接種を実施しています。詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
予防接種(要予約)
● 定期接種
項 目 | 接種ワクチン | 費用 (税込) |
---|---|---|
インフルエンザワクチン | インフルエンザHAワクチン (稲沢市在住・※1に該当する方) (稲沢市以外で愛知県内に在住・※1に該当する方) <接種期間>2024年10月15日(火)~2025年1月31日(金) | 1,000円 |
新型コロナワクチン | ダイチロナ筋注(第一三共) または コミナティRTU筋注1人用(ファイザー) (稲沢市在住・※1に該当する方) <接種期間> 2024年10月15日(火)~2025年2月28日(金) | 2,000円 |
肺炎球菌ワクチン (23価莢膜多糖体ワクチン) | ニューモバックスNP (稲沢市在住・初回のみ・※2に該当する方) | 3,800円 |
風しん第5期定期接種 MRワクチン (麻疹・風疹ワクチン混合) | ミールビック (※3に該当する方で、風疹抗体検査を受けた結果、十分な風疹の抗体がないことが判明した方に限ります) *接種時に居住する自治体から送付されるクーポン券が必要です* | 無料 |
②接種日において60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害のある方(身体障害者手帳1級程度)
※2 ①今年度65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
<65歳になる方は稲沢市より接種券が送付されます。それ以外の方は稲沢市保健センターへお問い合わせください。>
②接種日において60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害のある方(身体障害者手帳1級程度)
※3 1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日生まれの男性
<お住まいの自治体よりクーポン券が送付されます>
● 任意接種
項 目 | 接種ワクチン | 費用 (税込) |
---|---|---|
インフルエンザワクチン | インフルエンザHAワクチン *小学生以上の方を対象とさせていただきます <接種期間>2024年10月15日(火)~2025年1月31日(金) | 3,300円 |
インフルエンザHAワクチン 稲沢市在住の中学3年生 <接種期間>2024年10月15日(火)~2025年1月31日(金) | 1,300円 | |
新型コロナワクチン | ダイチロナ筋注(第一三共) または コミナティRTU筋注1人用(ファイザー) | 15,300円 |
肺炎球菌ワクチン(23価莢膜多糖体ワクチン) | ニューモバックスNP (稲沢市在住・初回のみ・定期接種に該当しない65歳以上の方) | 3,800円 |
ニューモバックスNP (上記以外) | 7,800円 | |
肺炎球菌ワクチン (20価肺炎球菌結合型ワクチン) | プレベナー20 | 11,200円 |
RSウイルスワクチン | アレックスビー | 26,000円 |
A型肝炎ワクチン | エイムゲン | 7,700円 |
B型肝炎ワクチン | ヘプタバックス | 5,500円 |
MRワクチン (麻疹・風疹ワクチン混合) | ミールビック *定期接種に該当しない方 | 9,000円 |
水痘・帯状疱疹ワクチン | 乾燥弱毒生水痘ワクチン | 7,700円 |
シングリックス | 21,000円 | |
ムンプスワクチン | 乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン | 6,200円 |
破傷風ワクチン | 沈降破傷風トキソイド | 4,200円 |
日本脳炎ワクチン | エンセバック | 6,600円 |
予防接種の概要
項 目 | 概 要 | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
インフルエンザ ワクチン | インフルエンザは毎年冬を中心に600~1200万人が感染します。高齢者や基礎疾患がある場合は、引き続く肺炎等により死亡率が高まります。 インフルエンザワクチンは、接種約2週後より約5ヶ月間の効果があります。 高齢者では、入院・死亡を予防する効果は50~60%以上認められています。 慢性の肺疾患、循環器疾患、糖尿病、肝疾患、悪性腫瘍、神経疾患など基礎疾患がある方は、インフルエンザ感染のハイリスク群であり、ワクチン接種が特に推奨されます。 |
|||||||||||||||||||||
13歳以上:0.5mL 原則1回接種、6~12歳:0.5mL 2回接種(接種間隔は約4週間)*当院では小学生以上の方を対象とさせていただきます* ※10歳以上で毎年接種されていれば1回接種でも可とします(良好な抗体応答が得られるため)。 |
||||||||||||||||||||||
肺炎球菌ワクチン | 65歳以上の成人市中肺炎の原因として、肺炎球菌が最も頻度が高く、約30%に関与していると報告されています。肺炎は、悪性新生物(がん)、心疾患についで死亡原因の第3位となっています。 肺炎球菌ワクチンには、23価莢膜多糖体ワクチン(PPSV23/ニューモバックスNP)と、15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15/バクニュバンス)、20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20/プレベナー20)があります。PPSV23接種により、高齢者において成人市中肺炎の重症化、死亡リスクの軽減効果が認められています。PCV15, PCV20接種では、優れた免疫応答の誘導と免疫記憶が確立されます。2024年9月、日本感染症学会/日本呼吸器学会/日本ワクチン学会合同委員会から、「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種の考え方」が提言されました。 その概要は以下の通りです。 ■PPSV23(ニューモバックス)を接種したことがない方 ●65歳の方:PPSV23(ニューモバックス) <定期接種> ●66歳以上の方 ①PPSV23(ニューモバックス) <任意接種> ②PCV20(プレベナー20) <任意接種> ③PCV15(バクニュバンス) <任意接種> →(1~4年以内) PPSV23(ニューモバックス) <任意接種> ■PPSV23(ニューモバックス)を接種したことがある方 ①(5年以上あけて)PPSV23(ニューモバックス) <任意接種> ②(1年以上あけて)PCV20(プレベナー20) <任意接種> ③(1年以上あけて)PCV15(バクニュバンス) <任意接種> →(1~4年以内) PPSV23(ニューモバックス) <任意接種> *ニューモバックス接種間隔は5年以上 当院ではこの提言に沿って接種いたします。接種法についてご不明な点は当院へお問い合わせください。 *当院では、PCV15(バクニュバンス)は取り扱いしません。 |
|||||||||||||||||||||
● 23価莢膜多糖体ワクチン (PPV23/ニューモバックスNP) 1回0.5mL 筋肉内または皮下注射 再接種は5年以上あける |
||||||||||||||||||||||
●20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20/プレベナー20) 1回0.5mL筋肉内注射 対象:①65歳以上の方、②慢性的な心疾患、肺疾患、肝疾患、腎疾患、糖尿病、免疫不全状態などの肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる方 |
||||||||||||||||||||||
RSウイルスワクチン | RSウイルス感染症は、健康成人では鼻汁や咳など気道症状が起こったのちに自然に軽快しますが、高齢者やRSウイルス感染症が重症化しやすい基礎疾患を有する方では、細菌への二次感染を起こし、肺炎により入院となることがあります。RSウイルスワクチン接種より、RSウイルス感染症状の発現に対する有効性が報告されています。 ●RSウイルスワクチン「アレックスビー」 1回0.5mL 筋肉内注射 対象:①60歳以上の方、②50歳以上で、RSウイルス感染症が重症化するリスクが高いと考えられる方(慢性肺疾患、慢性心血管疾患、慢性腎臓病、慢性肝疾患、糖尿病、神経疾患または神経筋疾患、肥満) *単回接種後、最初のRSウイルスシーズンでの有効性82.58%。2シーズンの有効性67.2%。 |
|||||||||||||||||||||
A型肝炎ワクチン | A型肝炎は、A型肝炎ウイルスの経口感染により発症する肝炎です。糞便中にも排泄されるため、上下水道の整備が不十分な地域では感染率が高まります。 接種推奨者:A型肝炎流行地域(アジア、アフリカ、中南米など)渡航予定者など 接種回数:3回 皮下または筋肉内注射 1回0.5mLずつを2~4週間隔で2回、初回接種24週後以降に0.5mLを追加接種 |
|||||||||||||||||||||
B型肝炎ワクチン | B型肝炎は完治が困難であり、肝硬変、肝がんへの移行が懸念されます。B型肝炎ウイルスの成人においての感染経路は、性交渉、家族内感染、施設内感染などの水平感染です。B型肝炎ワクチンは2016年より乳児において定期接種が開始されましたが、我が国では任意接種率は低い状況です。B型肝炎ワクチンは、B型肝炎ウイルス感染予防を目的としていますが、3回の接種により、ほぼ一生にわたりB型肝炎の発症を防ぐことができ、肝がんの予防効果は高いとされています。 接種推奨者:同居家族にB型肝炎ウイルスを保有者がいる方、思春期から若年成人、感染者に接する機会が多い医療従事者、海外渡航予定者など 接種回数:3回 皮下または筋肉内注射 1回0.5mLずつを4週間隔で2回、初回接種後20~24週後に0.5mLを追加接種 |
|||||||||||||||||||||
MRワクチン (麻疹・風疹ワクチン混合) | 我が国は2015年に麻疹排除の国と認定されましたが、外国からの輸入感染による発症がしばしば見られます。風疹は妊娠初期に感染すると、児に白内障、心奇形、難聴を伴う先天性風疹症候群を起こします。風疹は2012年~2013年に流行が見られましたが、その70%が20歳後半から50歳までの男性でした。なお、2022年3月31日までに限り、1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日までに生まれた男性に対し、原則無料で抗体検査および予防接種を受けられます(市町村から受診券が発行されます)。 海外渡航予定者も接種を推奨します。 1回 0.5mL 皮下注射 ○麻疹ウイルス抗体(IgG)(EIA法) 陰性:2回接種、(±)~16.0:1回接種 ○風疹ウイルス抗体(HA法) 8倍未満:2回接種、8・16倍:1回接種 |
|||||||||||||||||||||
水痘・帯状疱疹ワクチン (乾燥弱毒生水痘ワクチン) | 成人や妊婦の水痘(みずぼうそう)感染は重症化しやすく、水痘肺炎や血小板減少性紫斑病などの合併症を来します。また、このワクチンは帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の発症予防・軽症化に有効で、50歳以上の方の接種が可能です。(過去に帯状疱疹にかかっていても接種できます) *ステロイド、免疫抑制剤を使用している方は接種できません* 1回 0.5mL 皮下注射 ○水痘・帯状疱疹ウイルス抗体(EIA/IgG) 2.0 未満 (-):2回接種、2.0~4.0(±):1回接種 ○帯状疱疹予防目的:1回接種 皮下注射 |
|||||||||||||||||||||
帯状疱疹ワクチン (乾燥組換え帯状疱疹ワクチン/シングリックス) | 帯状疱疹は、水痘と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。神経に沿って痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが集まり帯状となります。神経の損傷により痛みが続くことがあります(帯状疱疹後神経痛 接種対象者:50歳以上 (過去に帯状疱疹にかかっていても接種できます) *ステロイド、免疫抑制剤を使用している方にも接種できます* 1回 0.5mL 筋肉内注射 接種回数:2回(接種間隔:2ヶ月) ■水痘ワクチンとシングリックスの比較■
|
|||||||||||||||||||||
ムンプスワクチン | ムンプス(おたふくかぜ)を成人男性に発症すると、25%に精巣炎を合併します。成人女性では、15~30%に乳腺炎、5%に卵巣炎を合併します。妊婦では27%に自然流産が見られます。 1回 0.5mL 皮下注射 ○ムンプスウイルス抗体(EIA/IgG) 2.0 未満(-):2回接種、2.0~4.0(±):1回接種 |
|||||||||||||||||||||
破傷風ワクチン | 破傷風菌は土壌や動物の消化管に広く分布しています。現在の破傷風患者の大多数は予防接種を受けていない40歳台後半以降の世代です。海外渡航予定者は接種を推奨します。 1回 0.5mL 皮下または筋肉内注射 接種回数:3回 (小児期に予防接種を受けている方は、10年経過後に1回接種) |
|||||||||||||||||||||
日本脳炎ワクチン | 日本脳炎ウイルスは蚊やダニからヒトに感染します。アジアの流行地域へ渡航予定の方は接種を推奨します。 1回 0.5mL 皮下注射 接種回数:3回 |