食事摂取により小腸から分泌され、血糖の上昇に応じて膵臓のインスリン分泌を促す消化管ホルモンに、小腸の上部から分泌される「GIP」、小腸の下部から分泌される「GLP-1」があります。「GLP-1」を利用した糖尿病治療薬は、血糖降下作用、食欲抑制作用、減量効果を持ち、現在よく使用されていますが、「GIP」、「GLP-1」を同時に分泌を促す新しい糖尿病治療薬が登場しました。発売前の臨床試験では、既存の「GLP-1」を利用した糖尿病治療薬より、血糖降下作用、減量効果、腹囲減少、脂質低下作用が優れているとの結果が出されています。当院では4月19日より処方が可能です(新規治療薬のため、1年間は2週間ごとの受診が必要です)。詳しくは担当医にご相談ください。