院長の木村了介です。昨年5月に開業して8ヶ月あまりが経過しますが、最近目の疲れがひどくなってきました。振り返ると、外来診療において朝から夕まで電子カルテを凝視することが多くなり、パソコンから発する「ブルーライト」が原因ではないかと考えました。「ブルーライト」は日光にも含まれますが、可視光線の中では波長が短く、光は波長が短いほどエネルギーが強くなるので、目の奥にある網膜に届く光の中では最も強くなります。最近、ブルーライトの長期的な曝露は網膜障害を引き起こすとの動物実験結果など、ブルーライトと視機能障害との関連についての報告がなされています。実際、パソコンやスマートフォンが発する「ブルーライト」と網膜障害との関連性はまだ明らかではありませんが、私の眼精疲労の一つの原因ではないかと思われたので、診療で使用している電子カルテのディスプレイは青成分を約1/3程にカットしました。下の画像のように少し黄色がかって見えますが、故障ではありませんのでご安心ください。このブルーライトカットの電子カルテにして10日ほど経ちますが、画面には慣れてきました。眼精疲労も少し減ったかなと思います。皆さんもパソコン、スマートフォンの長時間使用には気をつけましょう。